2017年05月16日

『赤裸々に語るギャンブル依存症から脱出できた真実』

前編の【依存〜断てないギャンブル(1)】に続く、ギャンブル依存症にトコトン落ちたある青年が辿った依存症の道。
日常生活でのストレスがやがてその吐け口をパチンコへ求める自分を赤裸々に語った記事が【依存〜断てないギャンブル(2)】で掲載されました。
当事者でなければ語れないギャンブル依存の正体!
ギャンブルにのめり込む自分が弱いのか?
気軽に入ることのできるパチンコ店があるからなのか?
参考にしたいものです。

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【依存〜断てないギャンブル(2)】『「一番箱積んでいる」スロットで劣等感埋める 医師警告「刑務所行くか自殺する」』


なぜ、ギャンブルにのめり込んだのか。
その理由を依存症になり、その後、回復した人たちはいまなお自らに問い続けている。

「教材費必要」「参考書買う」…親につくウソ

 依存症となり、盗みを働くまでに至った三宅隆之(42)=奈良県在住=はいま、原因をこう説明する。

 「劣等感を抱えていたからだ」

 三宅は地方で生まれ育ち、高校卒業後は華やかな都会にあこがれ、東京の名門私大への進学を夢見た。
だが厳格な両親は、1浪しての受験を許さず、三宅は地方の国立大に進んだ。

 「なぜ、こんなところにいるのか」。
そんなジレンマを抱え、学生生活を送っていたとき、先輩から教わったのがパチンコだった。

 「自分が一番多く当たりを出し、箱を積んでいる」。
日頃の劣等感を癒やしてくれる気がし、のめり込んだ。
十分な仕送りをもらっていたが、お金は続かなかった。
「教材費が必要だ」「参考書を買う」。
最初は親に嘘を言って現金を振り込んでもらった。

 頻繁にせがむわけにはいかず、アルバイトを始めた。
高額な賃金を求め、深夜のバイトもしたが、勤務が終わった朝から大学に行かず、そのまま開店前のパチンコ店の列に並んだ。

 最後には、駅前のビルの消費者金融に足を踏み入れた。
4年で大学を卒業したが、その頃には借金は数十万円に膨らんでいた。

「まだやる仕事があるだろう」 上司の詰問からも逃げた

 卒業後に就職した地方の放送局でもうまくはいかなかった。
自分は誰よりもテレビやラジオに触れてきた自負はあったが、本当は何もできない「新人」だった。自負は態度に表れ、周囲と衝突を繰り返し、すぐに浮いた存在になった。

 結局、すがったのはギャンブルだった。
定時の午後6時になると、残業する先輩らを横目に逃げるように会社を後にし、パチンコ店へ。
上司が追いかけてきて「まだやる仕事があるだろ」と詰問されたこともあったが、それでも逃げた。

 勤務時間にも会社を抜けて入り浸り、借金はさらに増えた。当時は金利が30%後半の会社もあったが、返してはすぐ借りた。
最後は返済能力を超え、親に泣きついた。

 正月、実家に帰り、打ち明けると、父は銀行から300万円超をおろし、一軒一軒に返済してくれた。
「申し訳なさでいっぱいだった。二度とギャンブルには手を出さない」。
そう誓ったが、自分の性格や社内で置かれた状況と向き合ったわけではなかった。
すぐにパチンコにのめり込む生活に逆戻りし、2年後には再び借金で首が回らない状態になった。

再び会社のカネに手を出す

 会社には督促の電話が頻繁にかかってきた。
「破産するなら退職だぞ」。
放送局は、消費者金融がスポンサーに名を連ねていたため上司からそう諭された。
再び親にすがり、そのときもすり抜けたが、最後は会社の制作費を使い込み退職に追い込まれた。

周囲から手を差し伸べられ、ギャンブル依存症と真剣に向き合うチャンスはあった。当時、上司から「変だよ」と言われてメンタルクリニックを両親と受診したとき、医師からこう言われた。

 「何で(親が借金を)肩代わりするんですか。この人はギャンブル依存症です。このままだと刑務所に行くか自殺するかですよ」

それでも、すがるものはギャンブル

 一度得た快楽を手放したくないという思いと、ギャンブルにすがらないと一人で生きていけない苦しさ。医師の言葉は、ギャンブル依存症が当事者一人の力だけでは克服できないことを示唆していた。
ただ、三宅はこのとき、ドキッとしたが、医師の言葉を実感することはできなかった。(敬称略)

産経WEST2017年5月16日記事より URL:http://www.sankei.com/west/news/170516/wst1705160002-n3.html
posted by カジニュースマン at 17:42| Comment(0) | TrackBack(0) | ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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